【2020年最新】せどりのお店を作ろう!【Amazonセラーアカウント登録解説】

こんにちは。たにやんです。
今回はせどりを始める前の大事な準備【Amazonセラーのアカウント登録】についてです。これが終わればいよいよ仕入れ、納品、販売です。
前回の大口出品と小口出品の違いも踏まえたうえで、自分に最適なものを選んでください。ネット上に自分のお店を開いて副業開始しましょう。
ここではアカウント登録の際に事前に準備するものや登録の進め方について解説していきます。
目次
アカウント登録前に準備するもの
Amazonセラーのアカウント登録を始める前に、事前に準備するものがあるので順番に解説していきます。これから挙げるものを必ず準備した上で登録に進みましょう。
準備する道具類については以前の記事で解説していますので、そちらも合わせて見ていただければよりわかりやすいと思います。
メールアドレス
まずはメールアドレスです。Amazonセラーとの連絡や出品者とのやり取り等で必要になります。この時できることならせどり用に作ると後々便利だと思います。
購入予定者からの問い合わせがあった時のお知らせメール、自己発送の注文が入った時のお知らせメールやAmazonからの重要なメールが来ることがあるので、チェックしやすい見逃さないメールを用意した方がいいです。
私は以前出品していた洗剤がAmazonのルール変更で突如出品できなくなったことがあるのですが、48時間以内に返送をかけないと最悪アカウント停止の措置もあるというメールが来たことがあります。
幸いすぐにメールに気づいて対処したので何事もありませんでしたが、こういった即時対応した方がいい連絡がくることもあり、作って終わりというわけではないので気を付けましょう。
アドレス自体はフリーメールでも構わないので、Yahoo!やGoogleでアドレスを作りましょう。私はGmailのアドレスを使っています。
Amazonアカウント
これは普段Amazonで買い物に使う用のアカウントです。Amazonセラーのアカウントは別になっていて、これがないとAmazonセラーの登録もできないです。
最近はprime videoもあるためすでに持っている人も多いかもしれませんが、まだ持っていない人は登録しましょう。この時ついでにprime会員になっておくのもいいと思います。
以前の記事でせどりで準備する道具について解説しましたが、検品で使うラベル剥がし液や梱包に使うクリスタルパックを買ったりするのにAmazonで注文するのが早くて便利です。
ホームセンター等に買いに行ってもいいですが、私の場合はちょうど欲しいサイズのクリスタルパックが売っていなかったり、仕事が忙しくてなかなか買いに行けなかったりしてAmazonで注文しました。
あとは資材が切れそうなのを忘れた時もお急ぎ便でなるべく早く届くようにできるので、primeに入っておくといざという時助かると思います。
クレジットカード
これは商品の返金、販売手数料、月額料金(大口出品)等でAmazonセラー内の残高がマイナスになった場合に、登録したクレジットカードに請求するためのものです。
Amazonでは商品の売り上げを2週間ごとに振り込むようになっているため、商品が売れたら【残高】として一旦貯めておいて定期的に入金される仕組みになっています。
その中から返金、販売手数料(赤字で売った時)、月額料金が引かれるため、毎月何個も商品を売って売り上げがあれば基本的にクレジットカードの出番はないので、残高が足りなくなった時のいわば保険として登録するものになります。
私はせどり用に楽天カードを作って登録していますが、せどり初月の開始した瞬間は何も売れていないので、その時に残高が足りないと判断されて大口出品の月額料金が発生したぐらいで、その後は一切クレジットカードへの請求はありません。
銀行口座
売上を入金してもらうための銀行口座です。以前の記事でも解説しましたが、せどりは副業で稼ぐものなので確定申告のことも考えて普段使いとは別に準備した方がいいでしょう。
ここで指定した口座に振り込まれた売上を使ってまた仕入れに行くという流れが基本になります。銀行口座の開設は銀行によってはけっこう日数がかかるので早めに準備した方がいいです。
私はかなり前ですがジャパンネット銀行の口座を申し込んだとき1ヵ月ぐらいかかった覚えがあります。
本人確認書類
これは2017年頃導入されたルールのようで、これを用意するものに入れていないブログをよく見ます。私も2019年の年末ギリギリに登録しましたが、これらの書類の提出が必須になっていたので準備しました。
どうもAmazonセラー内で不正行為を行うアカウントや、一人の人が複数アカウントを作る事例があったようで、これらの書類データをもとに一度審査を行ってからアカウント開設を認めているようです。
私が登録しようとしたときも、必要事項を全て記入してこれらのデータを提出までして、その後2~3日の審査を経てからアカウントが作成されたので、以前のアカウント開設よりも多少厳しくなっているんだと思います。
ここで必要な書類は、
- 有効期限内の顔写真入り身分証明書
- 過去180日以内に発行された各種取引明細書1部
以上の2点が必要になります。
身分証明
まず、顔写真入り身分証明書はパスポートもしくは運転免許証になります。いずれかを撮影した写真もしくはスキャンしたデータを用意します。
注意点としてはマイナンバーカードは使用できない点です。両方持っていない人はここが一番難関になるかもしれませんがなんとか準備しましょう。
5年用でもいいのでパスポートを用意するか、免許証を取得することになります。免許証は車での仕入れができるとせどりの幅が大分変わるので可能であれば取得も検討しましょう。せどりを本格的に始めるなら重要な武器になってきます。
過去180日以内に発行された各種取引明細書1部
これはいくつか種類があるので1つずつ紹介します。いずれかを用意すればいいので自分の中で一番用意しやすいものを選びましょう。
- クレジットカードの利用明細
郵送で届く紙の明細書がある場合はそれの写真もしくはスキャンデータを用意します。最近多いWeb明細はPDFでダウンロードできるもののみとなるので注意が必要です。CSVやExcelファイル、画面のスクリーンショットは無効となっています。 - インターネットバンキングの取引明細
過去180日以内の入出金履歴が確認できる取引明細でこちらもクレジットカード同様PDFでダウンロードできるものになります。私はネットバンキングだったのでこちらの方法にしました。 - 預金通帳の取引明細書
おそらくこれが一番用意しやすいでしょう。過去180日以内の最終の取引が確認できるページ+名前が確認できるページの写真もしくはスキャンデータを用意しましょう。 - 残高証明書
これは銀行に発行してもらえる、今現在の預金残高が書かれた証明書になります。これも180日以内に発行されたものの写真もしくはスキャンデータを用意します。
口座の履歴に関しては最近使っているという日付が分かればいいので、残高を見せたくない場合はメモ等で数字部分を隠してスキャンまたはコピーをすれば大丈夫です。
ここまでのカードや書類が用意できたらいよいよ登録です。ここで大口出品、小口出品のいずれかを選択して登録を行います。
大口出品のアカウント登録
大口アカウントの登録から紹介します。まずはAmazonの購入用のページを開きます。
開くとページ下部に小さく「Amazonで売る」という項目があるので選択します。開くと写真のようなページが表示されると思うので「さっそく始める」を選択します。ログイン画面が表示されるので、ここにメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。
※Amazonのアカウントを持っていない場合(ある人は飛ばして構いません)
「Amazonアカウント作成」を選択して名前、メールアドレス、パスワードを設定します。設定したメールアドレスに、確認用のコード(数字)が送信されているので次の画面で入力して進みます。
ログインしたら業種と名前の入力を行います。業種については副業もしくは個人事業主であれば「個人」を選択します。
登録したいマーケットプレイスを選択します。ここで気を付けるのは、日本のみで販売する場合は必ず他のチェックをはずすようにしましょう。
たしかに北米やヨーロッパにチェックをいれておけば販路が増えることになりますが、販売するためにはいくつかの条件があります。
- ヨーロッパのマーケットプレイスでFBA販売する場合は、現地の輸入者が必要になります。自身のツテで現地の法人や個人に商品を輸入してもらう形を取れないと販売ができません。
- FBAを使わずに自己発送で販売する場合は、その国の言語に精通している必要があります。私もたまにありますが、特に海外の人は日本人よりも購入前の問い合わせが多いです。そういったコミュニケーションが現地語でできないといけません。
当然出品時の商品説明もその国の言葉で書く必要があるため、多少の言語スキルがないとうまく売ることは難しいでしょう。 - 家電等は国によって電源規格が違います。日本では普通に使えて売れるものでも他の国では規格が違ったりして動かない、もしくは販売自体が禁止されている可能性もあります。それらの国ごとの事情を前もって把握しておく必要があります。
しかし逆を言えば上記の点がクリアできるなら、世界中に商品を販売できることになるので、もし輸入者が用意できて、言語、商品知識に自信があるならグローバルセリングにチャレンジしてみるのもいいと思います。
月額料金を引き落とすクレジットカードの情報を入力します。普通に毎月販売をしていれば初月以外で発生することはまずないですが、必須項目なので入力してください。
お店の名前を決めます。後で変更もできますが、ここに入力した名前が出品者名としてAmazonのページに並びます。「〇〇ストア」「〇〇ショップ」といった名前がお店っぽくてオススメです。
私はネット通販のお店っぽくするため「〇〇オンライン」と付けてます。
ここまでくればあと少しです。先ほど説明した本人確認書類のデータを用意してアップロードします。アップロードする前にファイルが合っているかしっかり確認しましょう。
アップロードまで終わればAmazonの審査が始まり無事通過すれば晴れて開店です。審査までは約2日程度かかるので、それまでに仕入れに行ったりせどりの動画を見て予習するなどして待ちましょう。
私は登録前に動画をひたすら見て予習していたので、先に仕入れたものを検品、梱包をして待ってました。そうこうしているうちに2日後に審査が通って開店できました。
【2020年11月追記】ビデオ審査導入開始
2020年10~11月頃に書類のアップロード後、ビデオ審査が導入されました。このビデオ審査ですが仕入れ同行した人に聞き取りをしていると、ビデオ審査無しで登録できたという人もいたので、全ての人が対象ではないみたいです。
アメリカのAmazonでは全ての人が行っているそうですが、日本では導入したばかりだからか一部の人だけが行っているようです。
- 担当者との審査の予約をします。開いている日時が30分間隔で表示されるので自分の予定が合う日時を選択します。
- この時PCやスマホなど通話方法を選択することになるのですが、必ずカメラを使ってビデオ通話ができるものを選択しましょう。
PCの場合はノートPCであればカメラが付いていることもありますが、デスクトップの場合は別途Webカメラを用意するなどしてください。もしなければスマホにしておけばカメラが付いていると思うので安全です。 - 予約が完了すると数日後審査の案内メールが届きます。
- ビデオ通話はZoomやLINEではなくAmazon Chimeという独自のサービスを使用して行います。
- 当日の手順
1.当日は事前にAmazon Chimeにログインしておきます。
2.時間になったら担当者が現れます。
3.メールアドレスを口頭で伝えます。(本人確認)
4.担当者が本人確認
5.身分証明と自分の顔をカメラに近づけて撮影
6.審査の通知についての説明
7.質問があればここで聞けます。
以上がビデオ審査までの流れになります。
審査が終わると24時間以内にメールで案内がきて晴れてアカウント登録が完了します。
このビデオ審査ですが、一部の人に行っているところを見るとランダムで選んでいるか登録で不備があった人に行っているのかもしれません。恐らくなりすまし等防止のために導入されたのだと思いますが、当たった場合は避けて通れないためもしやることになったらしっかり準備して早く終わるようにしましょう。
小口出品のアカウント登録
小口出品は大口出品と違い審査や提出書類はなく入力は少ないです。
見づらいですが「さっそく始める」のページの下に小さくある「小口出品で販売したい方はこちら」を選択します。すると簡単な説明文が表示されるので、確認後「今すぐ小口出品で登録する」を選択します。
出品用アカウントの設定では正式名称を入力します。ここは個人の場合は自分の名前でいいでしょう。名前を入れたら次へで進みます。次に出品者情報の入力です。
- 店舗名:大口出品同様にAmazonで表示される店舗名を決めます。
- 住所:自身の現住所もしくは実際にせどりをする作業場が別であればその住所入力します。
- ワンタイムパスワード:入力した電話番号へワンタイムパスワードを送信する方法を選択します。電話を受けるかSMSで届いた6ケタの番号を登録のページで入力すると認証が完了します。
- 特定商取引で定める販売者に該当しますは「はい」を選択してください。
- 運営責任者名は本名を入力してください。ここの名前は出品者情報の運営責任者名の部分に表示されるので正確に入力しましょう。
- 全て入力したら「次へ」を押します。
クレジットカードの情報を入力します。前の画面で入力された住所が表示されていると思うので選択しておきましょう。
小口出品に関しても、月額料金もないので特にクレジットカードの出番は少ないと思いますが、せどり用のカードがあればそちらを入力した方がいいです。
Amazonセラーの設定
ここまでくればAmazonでせどりをする準備はほぼ完了ですが、その他に最初に設定しておくべき大事な項目があるのでそれを紹介していきます。
二段階認証
Amazonセラーではログインをするのにセキュリティの観点から二段階認証を設定することになっています。二段階認証の方法は2種類あって、登録した携帯の番号にSMSで送ってもらうかアプリで確認する方法があります。
最もよく使われているのは自身の携帯にSMSで番号をもらう方法でしょう。メールアドレスとパスワードを入力したら6ケタのコード入力画面が表示されるので、携帯に送られた番号を入力します。
二段階認証は毎回行いますが、もし面倒だと感じたらログインの時に「このブラウザでコードを要求しないでください」にチェックを入れてログインすれば、普段使っているブラウザやスマホでは認証をしなくてもよくなります。
銀行口座の設定
これはアカウント登録が完了したらまず最初にやっておきましょう。口座の設定ができていないと売上の振り込みができません。
初めての場合は、セラーセントラル画面に「入金方法情報を確認」という注意が表示されていると思うのでそちらを選択します。すると口座情報を入力する画面が出てくると思うので売上を振り込んでほしい口座情報を入力します。
ここでとにかく気を付けてほしいのは口座情報の入力ミスです。私はこれを間違えたために初めての振り込みの日に入金がされなくてものすごく焦りました。
特に始めたばかりで早く入金をしてほしい時期だったのもあり、何度もサポートに問い合わせましたが、Amazonは厳しいもので、一度失敗したら修正はしたものの次の2週間後の入金に持ち越されました。
結局原因は名前部分を半角カタカナではなくローマ字で入力していたのが原因でした。
ですから私のようなことにならないよう、くれぐれも口座情報の確認(名前部分のカタカナ、半角、スペース)は徹底しましょう。
問い合わせ先の設定
出品者情報の1つとして問い合わせ先を掲載することになっています。商品のページで出品者名を選択すると名前の他に住所や電話番号が表示されます。
出品用アカウント情報のプロフィールから確認、編集できます。電話番号や住所を載せるのは心配な方もいると思いますが、出品者として開示しなければいけない情報なので正直に書きましょう。
ここで自分の電話番号を載せるのが心配だと思った方は、IP電話を取得してみるのもおすすめです。IP電話とは050で始まるオフィス等で使われている番号で、着信専用で使う分には無料で作れます。
私は【SMARTalk】という無料アプリのIP電話を使っています。メールアドレスと通話で使った時用のクレジットカードの情報入力だけで050の番号が作れるのでおすすめです。
このSMARTalkで作った番号を出品者情報に載せておいて、もし問い合わせがあっても出られるようにしています。と言っても今までかかってきたのは、出品者情報の番号に片っ端から電話してくるセールス電話が2回ぐらいでした。
その他のポイントとしては、情報・ポリシーの欄にメールアドレスを載せてそちらに連絡するように促す等すれば、電話がかかってくる確率が減ります。
まとめ
今回は【Amazonセラーのアカウント登録】について解説しました。
- メールアドレス(Gmail等)
- クレジットカード(せどり用推奨)
- 身分証明、口座の履歴を用意
- 審査まで2日程度なので早めに登録
- 二段階認証、振り込み先、問い合わせ先はすぐ設定
- 電話番号はIP番号を用意推奨
最初は準備するものがいろいろあって手順も一見すると難しそうですが、この登録さえクリアすればあとは慣れるほど早くなるルーティン作業がほとんどです。
稼ぎたいなら、自分のお店を開いてせどりで副業デビューしましょう!
次回はAmazonセラーを利用する上で知っておくべき【FBAと自己発送】について解説します。