モノレート終了でどうする!?【次なるリサーチツール:Keepa解説】

こんにちは。たにやんです。
今回はモノレートが2020年6月末で閉鎖ということで特別編です。次なるリサーチツールとして名前が挙がっている【Keepa(キーパ)】について解説します。
この記事も前回同様すでにせどりを始めている人向けな部分がありますが、仕入れに関わることなのでこれから始める人や始めたばかりの人も、今は完全に理解できなくても読んでおくことをオススメします。
私は2020年1月にせどりを始めてから、モノレートで商品の価格、売れ行き、出品者数を確認して仕入れ判断をしていました。そのため今回の閉鎖という情報を聞いて大変ショックを受けました。
せどりツールのプライスターとの相性も抜群で、プライスターとモノレートさえあればこれまでの仕入れは非常に簡単かつ早いものでした。
またモノレートはこれだけ優秀なリサーチツールでありながら無料ということもあって、せどりをする多くの人が使用していたと思います。
そんなモノレートが今回閉鎖されるということで、現在代替案として挙がっているのが以前からあったリサーチツール【Keepa(キーパ)】です。
今回はそのKeepaを実際に導入する方法や使用した仕入れ、今後の課題について解説していきます。
目次
Keepaとは?
Keepa(キーパ)とはモノレートのようにAmazonで販売されている商品の情報を知ることができるツール、サイトです。
外国で作られているため公式サイトの一部のページは英語になっていますが、大体のページは日本語にも対応しているので、慣れてくれば利用自体は難しくないと思います。
またPCブラウザ用の拡張機能もリリースされていて、インストールするとAmazonの商品ページにKeepaのデータが表示されるようになります。
ここではKeepaの主な機能と役割について紹介していきます。
トラッキング機能
Keepaの主な機能であり本来の使い方とも言えるのが【トラッキング機能】です。トラッキングとは【追跡】といった意味になります。
追跡というだけあってKeepaではモノレートのように、Amazonで販売されている商品の価格変動等のデータを収集、分析してサイトでグラフ化しています。
Keepaのトラッキングでは、このデータを利用して自分の欲しい商品が設定した価格になったら通知される機能が利用できます。
事前に欲しい商品をKeepaに設定しておくと、希望の価格まで下がったときにリマインドの通知やメール等でお知らせしてくれます。
欲しい商品が高くて買うのを控えていた場合も、設定した金額に下がったら教えてくれるので買い逃しを防ぐことができます。
この機能は一見するとただの買い物用の機能に感じるかもしれませんが、考え方によってはせどりにも有効に使うことができます。
せどり的使い方としてはAmazon内での【刈り取り】に使えます。刈り取りとは相場よりも明らかに安い商品を仕入れてAmazonに再度適正価格で出品する方法です。
気になっている商品を利益が出る仕入れ金額に設定しておいて、通知がきたらそれを仕入れて再度出品することで利益を得るという手法ができます。
価格変動グラフ
Keepaは価格チェックをメインにしているツールのため、過去の価格の変動がわかるグラフを見ることができます。このグラフは無料で誰でも見ることができます。
表示内容についてはモノレートよりも細かく表示可能で、1ヵ月波形や3ヵ月波形、全期間といった表示の他に、1週間といった表示もできます。
仕入れに慣れている人や価格が安定している定番利益商品に関しては、このグラフを見るだけでもかなり仕入れ判断に使えると思います。
売れ筋ランキンググラフ
ここからは有料プランに契約した人が見ることができます。私もですがモノレートでも特に参考にしている人が多いと思われる売れ筋ランキングのグラフです。
こちらもモノレート同様にランキングの変動が大きい商品は売れているということがあてはまるので、仕入れ判断の基準に使えます。
アイテム数グラフ
これも有料プランの機能になります。名前こそ違いますがモノレートでいうところの出品者数になります。ここを見れば出品者の増減がわかるので、値下げ競争になるかの予想やそれによる仕入れ判断に使うことができます。
Keepa(有料版)
Keepaの有料版では上記の売れ筋ランキングや出品者数を確認できるようになります。今まではモノレートがあったためKeepaは全く気にしていませんでしたが、モノレートが閉鎖するということで今回代替案として検討することにしました。
今までモノレートで無料で見ることができた情報が毎月有料となるため、ランニングコストは増えることになりますがせどりにおいてリサーチは大変重要です。
私もせどりを始めて半年ぐらい経つので多少の利益商品を覚えてはいますが、それも永遠ではないし初めて見る商品のリサーチはまだまだ心配です。
ここで費用をケチって仕入れミスが多くなってはせどりの意味がなくなってしまいます。というわけで私は今回、Keepaの有料版を試しに契約してみることにしました。
Keepaの有料版は海外のサービスということで支払い金額が日本円ではなく15ユーロとなっています。15ユーロはこの記事を書いている現在だと約1800円です。
用意するもの
有料版を利用するにあたっては以下のものが必要になります。
- メールアドレス
Keepaはログインした状態でないと商品のデータを見ることができないため、事前にメールアドレスでの登録が必要になります。せどりに関することなので、Amazonセラーで使っているメールアドレスを使用すればいいと思います。 - クレジットカード
Keepaの月額の支払いはクレジットカードのみとなります。こちらもせどり関連の課金なのでAmazonセラーの登録等で用意したものを使えばいいと思います。
ちなみにユーロでの支払いとなるので請求額が微妙に変動します。帳簿につけたりする場合は都度確認するようにしましょう。
Keepaのアカウント登録
Keepaのアカウント登録はメールアドレスがあればすぐできます。ここで手順を紹介します。
- トップページのアカウント登録を選択します。
- アカウント登録のタブを選択してそこにユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力します。ここでユーザー名の設定等が面倒な場合はAmazon、Facebook、Twitter、Googleのアカウントでの登録もできます。
- 登録したメールアドレスあてに認証のメールが来るので、メール内のURLをクリックして登録を完了してください。
- ログインの隣に言語の設定があるのでついでに日本語を選択しておきましょう。
有料プランの契約
ここから有料プランの契約となります。クレジットカードを用意しておきましょう。
以上で有料版の登録は完了です。商品を検索すると売れ筋ランキンググラフやアイテム数グラフが確認できるようになっていると思います。
Keepaによるリサーチ
ここでは私が実際に行ったKeepaを使ったリサーチ方法を紹介していきます。
商品の探し方
登録が完了したら試しに商品のリサーチをしてみましょう。今回はスマホでこちらのセット本をリサーチしてみます。
- ブラウザでKeepaを開きます。
- 開いたら左上のメニューボタンを押して【検索】を選択します。
- リサーチしたい商品名を入力します。(ある程度入れると候補が出てきます)
- 検索候補の中から商品を選択します。
商品を選択すると先に紹介した仕入れの参考になるモノレートのような波形が現れるのでそれでリサーチができます。
モノレートとの波形比較
私もですが、長い間モノレートを利用していたのでKeepaの波形をいきなり見るとわかりにくい人がいると思います。波形の見方を間違えると仕入れミスにもつながるので、モノレートと比較して見ていきましょう。
見比べてみると同じAmazon内のデータを参照しているので形としては概ね同じになっています。波形の上下の向きも同じなのでランキングが下に向かっていれば売れている商品というのがわかります。
注意点としてはモノレートでは3つに分かれていましたが、Keepaでは最安値とランキングが一緒に表示されるので見間違いしないようにしましょう。
もしKeepaが見にくいと感じたら、グラフ横の【中古】や【売れ筋ランキング】の部分を押すとグラフの表示、非表示ができるので切り替えて確認するといいと思います。
私も写真のように売れている商品だと波形が見にくいので表示を切り替えてリサーチしています。このあたりはおそらく慣れだと思いますが、大事な仕入れ判断の部分なので慣れるまでは慎重に使いましょう。
オススメはAmazonや新品等の表示を消してモノレートのようになるべくシンプルに表示させるとかなり見やすくなりました。
一度波形の見方さえ慣れてしまえば参照しているデータは一緒なのでリサーチのスピードも上がってくると思います。
今後のリサーチと仕入れ
この記事を書いている現在、辛うじてモノレートは利用できる状態ですがそれも残りわずかです。私は今モノレート無しで仕入れができるようにするために、プライスターで商品検索をして利益が取れそうならKeepaに商品名を入れてリサーチをしています。
感触としてはまだまだ見慣れないところはありますが、Keepaの波形でもリサーチと仕入れはとりあえずはできました。とりあえずと言ったのは、現在プライスターでリサーチをすると商品ページへのリンクボタンがモノレートになっているからです。
今はこのボタンが使えないため、ブラウザでKeepaに直接商品名を入れているのでどうしても遅くなってます。ここをKeepaに変更してもらって、商品ページに直接飛べるようになってくれればモノレートの時と変わらない状態でリサーチできると思います。
私はせどりを始めて半年ほど経っているので、セット本や攻略本なら波形を見なくてもある程度利益商品がわかるようになっていますが、始めたばかりの人やこれから始める人はまだまだ難しいでしょう。
多くのブログや動画でモノレートを使うと言われてその方法でリサーチをしようとした人も多いと思いますが、この際なので最初からKeepaを登録して使うようにした方が先入観もなく始めやすいと思います。
また今後Keepaに替わる新たなリサーチツールが登場する可能性もあります。モノレートのように無料で使えたりKeepaより安く使えるかもしれません。
それまでの間にせどりそのものに慣れておいて、波形をほとんど見なくても仕入れができるように今のうちからせどりを始めてスキルアップしておきましょう。
まとめ
今回はモノレート終了ということで次なるリサーチツール候補【Keepa】について解説しました。現在のところはKeepaの有料版を利用するのがモノレートでリサーチしていた方法に近い状態だと思います。
- ブラウザで事前にログインが必要
- 有料版に入ればモノレートと同じ情報が得られる
- 月額15ユーロ(1800円前後)
- 波形の表示方法がモノレートと若干違うので慣れないうちは注意
今後プライスター側の対応や新たなリサーチツールの登場が期待されるところですが、それまでの間に仕入れが止まってしまうことがないよう少しでも柔軟に対応してこの状況を乗り切っていくことが重要です。
利用できる最善の方法は少しでも駆使して、せどりでしっかり稼いでいきましょう!